思ったことを書き出そう。

ダイヤのA本誌最新話の感想を書いています。考えたり思ったりしたことをすぐに忘れるので備忘録みたいなものです。

ダイヤのA actⅡ 87話 感想

お久しぶりです。
2週間ぶりの更新です。



・教室の奥村

 教室でスコアブック…。マネージャーの子も近寄り難い雰囲気なところがぼっち極まってます。このスコアブックから御幸と沢村信頼が言葉だけじゃないことを実感します。これでナンバーズが完成したら策略家の御幸はリードが更に楽しくなってしょうがないだろうなぁ。
 野球脳の賢さ、強肩、キャッチングの上手さ等々、性格のタイプは違えど、野球のセンスは御幸と似ているところがあるんですよね。だから、奥村は早く素直になって御幸に教えを乞うべきだと思うんですけどねー。直接的でなくても、彼の技を盗もうとするとか。その辺がもどかしいですね。


・タイヤ組

 タイヤに目覚めた奥村と浅田に、沢村がここぞとばかりに大人気なく先輩の力見せつけています。沢村に歯向かってばかりの奥村が、沢村をひとつの目標にして頑張っているのが嬉しくてたまらないんでしょうね。それにしてもあんだけ叫びながらダッシュしてもあの笑顔って今更だけどスタミナお化けすぎる…。そんで奥村くんも沢村が嬉しそうなのが嫌なわけでもなさそう。(ツンデレは発動してますが) 僕的に居残り組は秋冬ぐらいから一段階覚醒しそうな予感がします。


・内野 降谷

 監督直々のノック練習が始まりました。降谷が(素直にかはわからないけれど)ちゃんと受け入れて練習に取り組んでいるのが意外でした。勿論投手の道が絶たれた訳じゃないけれど、沢村からの止まらない宣言だったり、本郷の事だったりで少し引っかかるかなと思っていました。もしかしたら、沢村の言葉で自分も今出来ることを精一杯と思っているのかもしれません。このまま順調に回復してくれたら1番です。御幸の思っているように、復活してほしいという強い思いが監督の気迫からも伝わってきます。


・沢村・由井バッテリー

 沢村の投球練習に、なんと見学が。沢村を見ているのか、青道野球部全体を見ているのかはわかりませんが、ブルペンのメンバーの中で1番注目されているのが窺えます。本当に成長しましたね…。
 由井くんと沢村のナンバーズの話、由井くんは入学当初の自信から少しずつ自分の無力さを痛感してきて、ここでも悔しい思いをしています。いや、でも降谷に比べたら沢村の言い方はちゃんと彼に気を遣った言い方だから!(笑)
 ただ気になるのは、以前御幸が沢村に「サイン拒否の意図を由井くんにちゃんと伝えているのか」と尋ねていたように、このバッテリーにはあと1歩のコミュニケーションが足りないような気がします。
 沢村からしたら、勿論自分の投球が定まらないので御幸の方がいいというのはあるでしょうが、1番に「ナンバーズは御幸と共に作り上げたい未完成品」という思いがあるからこそ今日の由井くんより明日の御幸を選んだのだと思われます。しかし、由井くんからしたら今回の拒否は「自分のキャッチングに不安があるから投げてもらえない」という理由が1番に頭をよぎるんじゃないですかね。きっと沢村の意図とは微妙に食い違ったものなんじゃないかな。
 無意識か意識してかはわかりませんが、奥村に比べると本音全てをぶつけるようなことはしておらず、お互いにあと1歩を踏み込めてないからか微妙な距離感をどうしても感じてしまいます。
 それを考えると、御幸の誰にも遠慮せず(勿論投手の様子を見ながらハッタリも交えてですが)自分の考えを言うという割り切った接し方は投手としてもやりやすいのかもしれませんね。冒頭の話と繋がりますが、その辺の潔さは奥村にも通ずるところがあります。
 

・奥村の誓いもどき

 うぉい!監督の申し出拒否するんかい!
すぐってよりは長期を見据えての発言なんですかね。
春市の木製バットの件もそうですが、沢村は強い信念を持っている人が好きなのかな。
 ただ…監督からしたら…ねぇ。使い勝手は良くないですよね。チームプレイ主体のこの競技で頑として自分を貫き通すのは、良いときもありますが悪いときもあります。果たしてどちらに転ぶのか。
 奥村はシニアの監督に裏切られた過去があるからこそこうやって自分を貫き通すことが出来るのかな。こういう肝の据わったところも恐らく沢村の好感ポイントになるんでしょうが、僕みたいなチキンからしたら普通にヒヤヒヤします。
 監督の反応はあまり良いものではないように感じたので、今年の夏の1軍入りは難しそうかな…。まあ、御幸、小野、由井といますし。
 「自分は捕手しか出来ない」という発言はどう転がるんですかね。勿論、由井くんの貪欲さが1番監督としても使いやすいし求められるものではあるのでしょうが、潔すぎます。何としてでも捕手として生きてやるって覚悟しているんでしょうね。
 絵に描いた餅ですが、もし御幸が入学した時に捕手が充実していても同じような決断をしていたでしょうし、沢村も投手にこだわってやってきましたからね。ただ、東条のように他からじっくりと機会を待ってチャンスを掴む選手もいるので、由井くんと奥村、今後どうなるか全くわかりません。
 由井くんからしたら、自信なくしてきてるところにこんな爆弾投げられてたまったもんじゃないだろうな…。




【感想・予想まとめ】

①一皮剥けてほしい奥村少年
今回1番言いたい
本当に御幸がいる内に奥村少年には一皮剥けてほしい。

②由井くんが心配
献身的に降谷の特別メニューをサポートしてる由井くんですが、降谷の捕球拒否から今回の奥村の意志を見せつけられるに至るまで、非常に苦い思いをしています。最初は図太いと思っていましたが、流石に己に迷いが生じてきそうで心配です。
これで沢村とのバッテリーで試合でお互いにズレ起こったらかなり自信なくしそうで怖いなぁ。
杞憂であることを祈るばかりです。



今後の展開が楽しみです。